資格の罠
今回は資格の罠について書かせていただきます.
目次
皆さんは資格を取りたいと思ったことはありませんか?
僕も理学療法士という国家資格と作業管理士という資格を持っております.
資格を取ることは自己研鑽にもなりすごくいいことだと思います.
しかし,ここに大きな罠があります.
今回はその罠について書かせていただきます.
資格を取った先を見据える
1つ目の資格の罠は「目的なき資格」です.
何も考えずに簡単に取れそうという思いで資格試験に挑んでしまうことです.
大切なことは資格を取った先に何があるのかということです.
要するに,何のために資格を取るのかということです.
特に意味もなく,資格があれば転職に有利そうということだけで資格を取ることはオススメしません
資格を取るまでに勉強することは非常に意義があると思います.
しかし,資格を取ろうとすると結構な時間とお金がかかってしまいます.
資格を取った先に何もない状態で,勉強をすると何にも役に立たない資格が手元に残るだけです.
かけた時間とお金を無に返すだけの作業になってしまうのです.
特に日本人は資格が好きですよね.
まれに資格を何個も取っていて,それがブログの記事や様々なネタになることは凄くいいことだと思います.
何か役に立つかなという考えで資格試験に挑むことは,僕個人としては,あまりお勧めできません.
資格に囚われない考えを持つ
続いての資格の罠は「取った資格に縛られてしまうこと」です.
特に国家資格の保有者に多いと思いますが,国家資格を取った以上それで稼がないといけないという考え方ですね.
先ほどの内容と少し矛盾もしてしまいますが,僕自身の体験談も交えて書かせていただきます.
資格を取った先を見据えて取ったとしても,何年か働いて理学療法士の限界や,違和感を感じることがあります.
その時に,周囲の方々に色々と相談させていただきました.
やはり周囲にいる人というのは,同じ国家資格を持っている人たちでした.
その方々に相談をしても,返ってくる答えは同じですよね
『理学療法士はこういうもんだ』
『理学療法士なら仕方ない』
こうなると考えが資格ありきのものに偏ってしまうんですよね.
違和感や限界を感じたなら一度離れることも可能なのじゃないかと思います.
しかも,国家資格保有者は一度離れても他の職種と比較しても帰る場所があるのです.
これが,30代半ば〜後半くらいになってくると返ってくることも難しくなるかもしれません.
しかし若い方には,別の業界を知って,また戻ってこれるという選択肢があるのです.
国家資格というのは,国に保証されていますので簡単に元の職種に戻ることは可能です.
こんなことを言うと,理学療法士としてのスキルが落ちると言われるかもしれません.
仮に理学療法士のスキルが落ちたとしても,他の業界でスキルを身につけて戻れば,他の人が持っていない視点で治療ができる理学療法士として捉えることができるのではないでしょうか?
もしかしたら,理学療法士としてのみでなく,チームビルディングなどにも活かせることができるかもしれませんよね.
資格を持っている人で,それで稼いでいる人は特にそうなのですが,
資格ありきの思考になってしまうので,頭が硬い人がすごく多いと思います.
資格を取る際には
・資格を取った先を見据えること
・資格に飽きたら別の資格以外の分野に行くこともあり
どうしても,頭が凝り固まってしまうので,常に違和感を持って考え続けることは必要だと思います.
以上,今回は資格の罠についてでした.
最後までお読みいただきありがとうございました.