高齢者がもっと筋トレを行うべき理由
今回は高齢者の筋トレについてです.
筋トレといえば,若い人たちがバーベルやダンベルを持って行うイメージですが,
僕自身としては,もっと高齢者こそ筋トレを行うべきだと思っています.
その理由を説明していきます
高齢者に筋トレは必要なのか?
個人の見解として,筋トレは幾つになっても必須だと思っています.
(筋トレでなくても運動は必須だと思っています.)
当たり前ですが,20代と80代と比較すると筋肉量は大幅に低下します.
上半身で16.4%
下半身で30.9%
の筋力量の減少が見られるそうです.
以下参照
https://www.jstage.jst.go.jp/article/geriatrics/47/1/47_1_52/_pdf
考えられますか?
20歳から下降していき,20歳の時と比較すると30%も筋肉量が落ちるのです.
下半身の筋肉量が特に落ちやすいのは筋肉量の元々の差があると思いますが,
下半身の筋肉量がここまで落ちてしまうと,歩くことや階段が困難になりかねないです.
加齢と共に筋肉量は確実に落ちていきます.
そこで対応できる方法として,高齢者でも筋トレを行うことです.
高齢者でも正しい筋トレを行えば,筋肉量はつくことは科学的にも証明されています.
いつまでも自分の足で歩くことを維持するためにも,高齢者でも筋トレは必須だと思います.
高齢者に無理をさせるなは嘘!
先述いたしましたが,高齢者でも筋トレを行えば筋肉はつきます.
筋肉を効率よくつける方法として,ある程度の負荷は必要です.
高齢者の体力を考慮して,軽い負荷でしてあげようと思っている方
大間違いです.
高齢者であっても,ある程度の負荷でトレーニングをする必要があります.
もちろん関節に痛みがあって負荷をかけれない場合もあると思いますが.
町医者などに行くとよく言われることとして,もうお年寄りやから無理させたらあかんで
などを聞くことがあります.
これが間違っている.
元気な高齢者を作るためには,動ける人はある程度追い込んだほうがいいのです.
危ないから自転車に乗ってはダメ
危ないから重いものは持たない方がいい
確かに危険はあります.
しかし,それで健康な人が増えるとは思えません.
なので,ある程度は高齢者でも無理をさせる必要があると思います.
続いてはこれを踏まえて,リハビリスタッフへ
もっとリハビリスタッフよ高齢者を追い込め!!
リハビリスタッフへもっと高齢者を追い込もう!!
もちろんリスク管理は最低限行いながら.
我々が行うべきことは,患者さんのQOLの向上なんかではない!!
理学療法士が行うことは,運動器の機能向上です!!
そのためには,ある程度しっかりと追い込んでトレーニングをする必要があります.
その部分を忘れてはいけません.
振り返ってみても,やはり高齢者だからと言って,軽めにリハビリをしていたことがあります.
今となるとそれは優しさではなく,甘やかしだと思います.
なのでリハビリスタッフはもっと患者さんをしっかりと追い込んでやってみてください!
話がそれましたが,このことを踏まえて高齢者はもっと筋トレを行うべきだと思います.
今回も最後までお読みいただきありがとうございました.